健一「えーと、大晦日です」

背後「うん」

健一「俺は姉貴たちの買い物手伝わされたりしたんだけど、お前は？」

背後「（お前かよ）…国際展示場だけど」

健一「どこだそれ」

背後「東京都。知らないで良いことあるから、それ以上は聞かないでくれ健一くん」

健一「えー」

背後「殴るよ」

健一「蹴るぜ」

背後「負けません」

健一「ヘビィクラッシュ食らわしても良いか？」

背後「ごめんなさい」

健一「よし」

背後「ありがとう」

健一「どういたまして」

背後「いたましてかよ。まあ、良いけど。今年はどうでしたか？」

健一「んー、楽しかったぜ。あと月長との戦いは教訓になった」

背後「吸血鬼とのか。あれはねぇ、なんかごめんね」

健一「いや、あれは誰が悪いとかじゃないから……うん。俺は俺で頑張ろって思ったからいいの。他にも羽住家とかとさ、楽しくなれたから１００点だよ。また来年良い音鳴らしてくから、サポート宜しく」

背後「あいよ。頼りにしてるぜドリームメイカー」

健一「うん」

背後「良い返事じゃん」

健一「教育だけは良いじゃね？親も姉貴たちも結構怖いし」

背後「恐いし」

健一「強いし」

背後「ヨシコさんとヨウコさんに宜しく」

健一「お年玉来れっていうメールが今」

背後「社会人に何故やらなきゃいけない！」

健一「洋子ねぇちゃんまだ大学生」

背後「２０歳過ぎてる人間にお年玉かい！」

健一「自分は？」

背後「えーと、んじゃあ来年の抱負を…」

健一「無視ったよこの人」

背後「自分はもうちょっと君を動かしてあげたいから、色々頑張る」

健一「俺はもうちょっと強くなりたい。レベル的にも精神的にも」

背後「良い目標じゃん。去年の『焼肉定食』に比べたら」

健一「ショッキング…」

背後「麻痺らせてどうする」

健一「んじゃあ、ブラストヴォイス」

背後「追撃かよ！」

健一「次は」

背後「もうやめんか！」

健一「えー」

背後「えー、と違う！！！」

健一「また来年」

背後「締めやがったよコイツッッッ！！！」